放蕩息子 spoiled son 2003 8 21
最近の株高は、産業界において、改革が、ある程度、進んだからでしょう。
バブル経済崩壊後の後始末が終了しつつ、あるのでしょう。
確かに、バブル経済の時は、甘い経営、ずさんな経営が多かったことは事実です。
要するに、放漫経営が多かったことは、間違いありません。
バブル経済だからといって、
計画性のないまま、社員を大量採用したり、
甘い事業計画で、大きな借金を作ったり、
とても採算が取れない土地にスーパーやデパートを作ったりして、
言われてみれば、バブル経済の時に、放漫経営が多かったですね。
バブル経済が崩壊すると、放漫経営の会社は、経営が苦しくなり、
政府に泣きついて、助けてもらいました。
しかし、自力で復活したわけではないので、
今度は、デフレ経済が進むと、また経営が苦しくなり、
また、政府に泣きついて、助けてもらいました。
放漫経営の会社が放蕩息子で、政府が父親ですね。
さすがに、父親である政府は、放蕩息子のために、お金を使いすぎて、
財布の中身がさびしくなりました。
しかし、これは、よくある話ですね。
小遣いが足りなくなったと言うので、放蕩息子に、お金をあげたら、
あっという間に、お金を使い果たして、
また、親に、お金をもらいにきた。
もう、お金はやらないと言ったら、
親の言うことは聞かないと、駄々を言うから、仕方なく、お金をあげた。
「親の言うことは聞かない」とは、現代風に言えば、選挙に協力しないという意味です。
最近、大変ですね。
自民党というコップの中に、台風が起きて、コップの中にいる人は、嵐のごとく混乱しています。
それを、冷めた目で見ているのが、国民でしょうか。
いずれにせよ、コップを持つのも、コップを取り替えるのも、国民です。